内視鏡検査
人で言う胃カメラと大腸カメラのことです。
内視鏡検査は全身麻酔下で行いますが、ほとんどの場合日帰りです。
<内視鏡のメリット>
①消化管内の炎症・腫瘍などが発見できる
②組織の生検・異物の摘出ができる
③開腹手術と異なり、犬猫の身体的な負担や飼い主様の経済的負担が少なくすむ
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内視鏡検査の様子 |
消化管内視鏡検査には以下の2つがあります
〇上部内視鏡検査
口から内視鏡を挿入し、食道・胃・小腸の一部を観察します。
〇下部内視鏡検査
肛門から内視鏡を挿入し、大腸・小腸の一部を観察します。
![]() 食道 |
![]() 胃 |
![]() 小腸上部 |
![]() 小腸下部 |
![]() 大腸上部 |
![]() 大腸下部 |
消化管内視鏡検査の適応
消火器症状(嘔吐・下痢・食欲不振など)が3週間以上続く
他の原因となる病気(肝胆膵疾患、内分泌疾患、感染など)が見つからない
食事や抗菌薬を使っても治らない
消化管内視鏡検査の適応!
内視鏡検査は本当に必要なの?!
全ての犬と猫にいきなり内視鏡検査を行うというわけではありません
食事や短期的な治療で治るものなら内視鏡の必要はありません
内視鏡検査を勧めるのは本当に必要な時です!
下記のことでお困りの場合、気軽にご相談下さい。
- 異物を飲み込んだ、、、
- 嘔吐や下痢がずっと続いている。体重も減ってきた、、、
- 食事や抗菌薬で治らない、、、
- 消化管以外に原因となる病気が見つからない、、、